ナラティヴ


紙野さんとは3年前,増刊号のやりとりで知り合った。
「ナラティブではなくて,ナラティヴと表記お願いします」という件があったことを記憶している。
その後,1年間の連載をお願いし,その間,いろいろなやりとりでとても刺激を受けた。
昨年,北野病院でのシンポジウムに参加し,その後の経緯があったものの,今年のシンポジウムに参加してきた。

20年近く前,連載企画を考えたとき,「聴く姿勢」というところから始まった。
大学時代,カウンセリングの講義がいくつかあり,でもなんだか腑に落ちない。話が相手のことばかりなのだ。聴いているこちら側って治外法権なのだろうか。何か特権をもった存在なのだろうか。
で,こちら側について企画に乗せたかったのだ。
そこで探したのが竹内敏晴さん。コンタクトをとって連載が始まった。
その後,苦を受ける看護師のありかた,今や効果がないといわれているデブリーフィングに,こだわりたいなあとか。
ナラティヴ・アプローチに紙野さんを通して興味を感じたのは,そんなこんなの延長線だ。

複眼的に行き来する看護師の凄さ,看護師としての主体性の回復,価値判断なしに物語を読むことの難しさ,面白い。

帰りは曽根崎の珉珉の1階カウンターでビールを飲みながら夕食。2階は混んでいるのかもしれないが,このカウンターは,私が出かけるとき,意外と空いていて,料理の様子を横目に本のページを捲るのは気持ちがよい。

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