三好徹の小説を読んでいると,江戸川乱歩みたいだと思うことがある。外套と短剣に属する小説以外,天使シリーズを数冊読んだにすぎないが,『大暗室』や『緑衣の鬼』などタイトルだけで中身をすっかり忘れてしまった一連の小説を布団に包まりながら,デスクライトを頼りに捲っていた頃を思い出すのだ。
三好徹の小説を読んでいると,江戸川乱歩みたいだと思うことがある。外套と短剣に属する小説以外,天使シリーズを数冊読んだにすぎないが,『大暗室』や『緑衣の鬼』などタイトルだけで中身をすっかり忘れてしまった一連の小説を布団に包まりながら,デスクライトを頼りに捲っていた頃を思い出すのだ。