ダンドリくん

コンビニ本で「ダンドリくん」が1冊にまとまったものが105円だったので,つい買ってしまった。連載時に読み,単行本になってからも買い,その後,ちくま文庫あたりで出たときも買った記憶があるので,家に何冊あるのかわからない。 連載当時,徹とどんなふうに「ダンドリくん」について話したのかそのシチュエーションはすっかり忘れたものの,のり弁の白身魚のフライが「うまくないけど食べてよ」とか,ズボライモの「おい,おい」とか,そのあたりのコマを二人して肴に笑いを共有(というのだろうか)したことは覚えている。 私がいまだに高田馬場から中野,吉祥寺方面に向かうとき,代々木で乗り換えるのはこのマンガのおかげだ。 さすがに後半のネタは私たちの間でも評価が高くないのだけれど,テレビで「孤独のグルメ」を見ながら,うんちくのない久住の原作なんて……と思う。つっこみで笑いをとっていた主人公が,ボケにまわって笑いをとるのが,いまだ馴染めないのだ。つい見てしまうものの。 平成のはじめだったろうか,「ダンドリくん」の実写ビデオがあった記憶がふとよみがえってきた。「ダンドリー,ダンドリ,ダンドリー,ダンドリ,ダンドリー,ダンドリ,くんくんくんくんくんくんくんくん」なんて,くだらない曲まで思いだしてしまった。

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