ちいさこべえ


望月ミネタロウの『ちいさこべえ』第三巻。相変わらず,フルスロットルで漫画の可能性を切り開いていく様子は圧巻。顔の描き方ひとつとっても,これまであったように自然だけれど,誰もこんな表情を,日本人の表情を漫画に描いた漫画家はいなかった。たぶん,ダディ・グースは,こんなふうに顔を描くコードを探していたのではないかと思いはしたものの。

p.178のコマ割りと構図は最盛期の石森章太郎でさえ描ききれなかった時間の区切り方だと思う。むやみに長くのばさず,次の巻でまとめてほしいというのが正直な気持ちだ。

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