キャプテン

「月刊少年ジャンプ」を手にしたのは床屋で順番を待つソファでのことだったと思う。ただ,それより先にちばあきおの『キャプテン』の単行本は買っていたように思う。理由は覚えていないけれど,当時,図鑑はくさるほど眺めたものの漫画を読む習慣がなかった私に,風邪をひいたときだったか母親が買ってきたのがきっかけだと思う。

はじめて読んで熱中した漫画が『キャプテン』で,その後,石森章太郎の漫画に嵌り,あとは泥沼,今日に至るというのが正直なところ。

ただ,『キャプテン』を熱心に読んでいたのは谷口君時代までで,丸井,イガラシ時代まで読み続けて,たぶん10巻を越えたあたりで読まなくなった。『プレイボール』も読んだ記憶はあるものの,これも早々に続きを追うたのしみが失せた。

だから,この間30年以上,近藤がキャプテンになってからのエピソードは一度も読んでいなかった。

少し前,105円棚でコンビニ本の『キャプテン』『プレイボール』を見つけ読み始めたのはきっかけで,『キャプテン』は近藤時代を含めた全体をはじめて読み終えた。

ちばあきおの不幸な晩年を大泉実成の『消えた漫画家』で読んだのは10年以上前。子どものころとは異なるけれど,やはり面白い漫画だなあというのが実感だ。

と,更新したものの,昨年の11月にかなり似た内容を書いていた。まずいなあ。どうもWordpressにしてからの日記は,書いたそばから忘れていく。 10年前にWebで日記をつけ始めた当時は,昔話ばかり,オチのようなものも決めながらそれなりに書いていたので,覚えているのだけれど。

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