1Q84

印西の新古書店で村上春樹の『1Q84』(1,文庫本)が50円になっていたので購入,ぺらぺらと捲っている。まだ1/3ほどしか読んでいないけれど,昔,『ダンス・ダンス・ダンス』を読んだときに似たOut of dateな感じをもった。この30年で私たちの生活はまがいなりにも豊かになったことがどこか抜け落ちているのかもしれない。初手から,豊かさと徒歩競争などしていないといわれそうだけれど,いや,いつも競争している感じがした。

私たちの世代にとって,というか私にとってロックがピークを打ったのは1982年のことだ。1983年の過渡期を経て1984年にすっかり様相を変えてしまった。「Another Game」は,1984年の変化を書き留めておきたくて話をつくりはじめた。結局,まったく出来上がっていないアマチュアがプロに言えた義理じゃないとは思うものの,リック・ウェイクマンの1984っぽいデボリューションという感じ。

ニューヨークからの帰りの飛行機で『海辺のカフカ』を読んだときにも何だか文句を書いた記憶がある。村上春樹のウィスキーネタは面白かったのだけれど。

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