1Q84

値段で読む決心のつくことが,ときどきある。古本屋で見つけなければ読みはしない本のことだ。

文庫1冊50円は安いと思ったものの,単行本1冊が分冊になっているのだから,108円で売られている単行本を買ったほうがさらに安いと気づいたのは昨日のこと。4年も経てばベストセラーは108円棚に置かれているのだ。だから50円で購入したBOOK1(前編)は結局,半分過ぎたところまで読んで,その後は単行本に以降してしまった。

今のところ,10年さばをよんで1994年の感じが伝わってくる。なんだか村上龍の小説っぽくもある。まあ,おおむねそんな感じ。

1984年から,いつの間にか30年前も経っている。1984年の30年前といえば1954年。敗戦から10年も経っていない。この調子だと,明治どころか昭和さえ,そろそろ時代劇の範疇に含まれるのかもしれない。

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