周旋


私が村上春樹の小説を薦めたといわれることが,ときどきある。そんなことした覚えはもちろんまったくない。

私がレイモンド・カーヴァーの小説を薦めたり,短編集を薦めたりすることなんてあるはずがない。もちろん矢作俊彦の小説を薦めたことはある。あるけれども,読んだ奴,さらに面白かったといった奴なんて誰ひとりいない。それでも懲りずに薦めはする。それが矢作俊彦の小説だったら。

私が村上春樹の小説を薦めるようにみえるとしたら,それはどういう塩梅なのだろう。私に似ているかもしれない誰かが巷にいて,そ奴が私の知人に村上春樹の小説を薦めているのかもしれない。

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