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たとえフェヤーモントホテルに事務所を構えていたとしても(もちろん,これまでそんなことなかったし,遥か前にホテルは潰えてしまった),興味がなければ武道館に一度も踏み入れることがないのと同じように,自転車で行ける距離にありながら,中野サンプラザでコンサートを観るのは,四半世紀前の小原礼以来だ。ミカバンド再結成のタイミングで出た“ピカレスク”にちなんだコンサートだったけれど,客の目当ては,加藤和彦,高橋幸宏,高中正義の客演がいつ始まるかだった。いきおい,アルバムの曲が続けて演奏されても会場のテンションはいま一つ。ステージ上にとっても観客にとっても,等しく苦々しい1時間が過ぎた。アンコールのような形で,ステージ奥から3人がせり出し,立て続けにミカバンドの曲が演奏された。新曲発表前だったので,これがたぶん英国でのライブ以来(ユーミンバンドはあるにせよ),再始動一回目のコンサートだったのではないだろうか。(Youtubeで音源発見

中野サンプラザというと,違う意味でコクトー・ツインズの印象が強烈で,当時はOMDやキュアーなども中野サンプラザでコンサートがあったと思う。

月曜日に,くるりのコンサートに出掛けた。チケットを忘れてきてしまったので,娘にもってきてもらったのだけれど,いま一つ不安で,何度も念押してしまう。席は前から10列目ほど,ステージ向かってやや左だった。コンサートをこんなにいい席で観るのは,1984年のゆうぽーと・King Crimsonの前から3列目以来だ。と書いて,あのとき,なんであんなによい席が取れたのか理由がわからない。乃木坂にあったディスクガレージだったか何かまでチケットを取りに行ったような記憶はあるのだが。

“THE PIER”リリース記念ライブだから,当然,曲目はアルバムのものが中心になる。開演前から,2つのブルーライトが客席を嘗め回し,そのまま客電が落ち,スタート。

“2034”の打ち込み音源が数小節流れたあたりで,メンバーが登場する。曲の後半に入ったところで音源と同期するかたちで演奏が始まった。(つづきます)

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