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何にも増して音がよい。サンプラザがよいからなのか,今回のくるりのセッティングがよいからなのか,はたまたステージに近いからだったのかもしれないが,理由はよくわからない。このところ1,000人規模収容とはいえ,ライブハウスでばかり観てきたので,それに比べると,バスドラが胸に響いてくる音圧はすさまじかった。

“THE PIER”の曲順で演奏は続く。“日本海”の出だしの“メエメエ”のリフや,“浜辺にて”のスネアの抜け方,新しいサポートメンバーのギターもこのあたりでは秀逸だった。中野サンプラザだから,このあたりまでは脚でテンポをとりながら座っていられるのもよかった。徐々に激しさを増していきながら,最後は強烈な音で鳴り続ける“ロックンロール・ハネムーン”,“Liberty&Gravity ”が始まるつ前のほうから少しずつ立ち上がりだす。“しゃぼんがぼんぼん”はスタジオ版に増してハード。「ななうななうなう」とフロアも連呼,ヘビメタ風ギターも曲調にぴったりだ。

福田洋子がサポートドラムに入っているうちに,ライブ版1枚つくってほしいというくらい,相性がいい。というか,このところのくるりのBPMを上げているのは福田洋子ではないかと思う。ハイハットの緩急から,まるで,ねごとのドラマーのような手数で流れるフロアタムからロータムへのリズム(キャリアからすると形容が逆なのかもしれないが)に連れられて,全体激しさを増していくようだ。(つづきます)

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