エクレティックな曲が続く中,同期ものとのバランスがよい。サポートのギタリストは,とにかくやることが多い一方,アレンジがかなりきっちりしているので,ミスすると目立ってしまう。全体,いい感じだっただけに少しかわいそうになった。ひっぱられてだろうか,ときどきベースがずれるところが気になった。
“最後のメリークリスマス”まで続けて,くるり3人によるアコースティックな演奏が続く。のんびりとしたアレンジで,打ち込みとの緩急が心地よい。“soma”を演奏したのは久しぶりだったけれど,ほんとうによかった。
SEが曲の間を埋めていく,そのせいで曲と曲の間が逆に開いてしまう。時にライブのテンションを下げてしまう箇所がいくつかあった。とくに“WESN”とか“ばらの花”の前のSE,打ち込みデータは必要なかったかもしれない。“WESN”はせっかく“WORLD HAPPINESS”のときのほぼ生演奏と重なるメンバーだったのだから,クラビは手引きでよかったように感じる。
アンコールまでテンションが下がったわけではなく,いいライブだった。“坩堝の電圧”のときのブリッツ横浜もおそろしくよいライブだったし,アルバム中心のライブがハズレがないと思う。
- セットリスト
- 2034
- 日本海
- 浜辺にて
- ロックンロール・ハネムーン
- Liberty&Gravity
- しゃぼんがぼんぼん
- loveless
- Remember me
- 遥かなるリスボン
- Brose&Butter
- Amamoyo
- 最後のメリークリスマス
- ハイウェイ
- soma
- ブレーメン
- ハヴェルカ
- かごの中のジョニー
- WORLD’S END SUPERNOVA
- ロックンロール
- 東京
- メェメェ<MC>
- ハローグッバイ(アンコール)
- ばらの花(アンコール)
- There is (always light)(アンコール)