肩こりの非道さは今にはじまったことではない。ときどき強烈な様相を呈してくるので,数年前から,年に1,2回,整骨院などを利用することがあった。
今年に入ってから,実家の片付けの行き来に片道2時間かけるようになった。通勤時間の4倍だから,いきおい身体のコリはさらに非道くなる。
実感近くで一度,利用してから敷居が低くなり,月に1回くらい入るようになった。60分で3,000円程度が相場だろうか。実家近くでは,主婦,高齢層に混じって20~30代男性が利用している様子だけれど,これが都心にくると,圧倒的に20~30代男性の利用が多い。別にマッサージ師が女性かどうかが問題ではないようだ。
20~30代で,1時間3,000円をマッサージに払うことに躊躇らいを感じないことが,まず驚きだ。私の頃とは日常,お金をかける場所がまったく違うのだろう。
もう一点,彼らはそんなに身体が疲れているのだろうか。
ときどき,「うっ」「そこそこ」など,男性マッサージ師相手に声をあげているのが聴こえてくるのを,やりすごすむなしささえ耐えれば,50歳には助かる場所なんだけれど。