特殊なもの


半村良の『石の血脈』を再読した後,高木護『爺さんになれたぞ!』(影書房),与謝野文子『美と略奪』(白水社),大塚英志『初心者のための「文学」』(角川書店)を捲りながら,今月の課題作品が収載された山川方人『親しい友人たち』(創元推理文庫)を読み進めている。

一冊一冊,決してつまらなくはないのだけれど,寝る前に『フィルムノワール/黒色影片』のページに目を移し,数行たどると,それだけで満足してしまう気分と比べようはない。

それぞれ100円で手に入れた辻邦生の『海峡の霧』と『微光の道』(新潮社)も少しずつ読んでいて,こちらは,自分の記憶を辿っていくような感じで文体をトレースしている。フォニーであろうがなかろうが,矢作俊彦の文章を読むときとは別の面白さがあることを思い出した。

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