一箱古本市に参加するようになってから,本を購入する冊数が極端に増えた。古本もそうなのだけれど,SNS経由で新刊の情報も増えたので,いきおい興味をもつ本が増えたどころか本屋自体に行く回数も増えた。もともと,本屋に行く回数は少なくなかったけれど,大学時代に戻ったくらいの感覚だ。
週末から購入した本をまとめてみると,以下のような塩梅。
新刊
- 北杜夫:少年・牧神の午後,小学館P+D BOOKS,2015.
- 辻邦生:廻廊にて,小学館P+D BOOKS,2015.
古本
- モーム:手紙,角川文庫,1956.
- 常盤新平訳:サヴォイ・ホテルの一夜,旺文社文庫,1985.
- 川人忠幸:ブッダ・ロード,角川文庫,1987.
- 武田百合子・野中ユリ:ことばの食卓,ちくま文庫,1991.
- 山川方夫:夏の葬列,集英社文庫,1991.
- 大塚英志・吉本隆明:だいたいで,いいじゃない。,文春文庫,2003.
- 小林信彦;ぼくが選んだ洋画・邦画ベスト200,文春文庫,2003.
- 佐村河内守;交響曲第一番,講談社,2007.
- 玉川重機:草子ブックガイド1,講談社,2011.
- 池田邦彦:シャーロッキア!3,双葉社,2012.
- 後藤稔:名探偵を推理する③ フィリップ・マーロウ―傷だらけの騎士道的精神,書肆侃侃房,2013.
- 小林信彦:人生,何でもあるものさ,本音を申せば⑧,文春文庫,2015.
北杜夫も辻邦生もハードカバーや文庫本で持っているものではあるけれど,新しい器とワンコインで購入できる価格設定にそそられてレジへ持っていってしまった。
武田百合子の『ことばの食卓』も手元に一冊あるけれど,状態がよかったので買ったものだ。『だいたいで,いいじゃない。』もハードカバーで持っている。池田邦彦ももしかしたら買ったかもしれないが,少なくとも2巻までは読んで,ただ読後感はあまりよくなかったのでどうしようかと思ったけれど108円だからという理由で。佐村河内本は,今日手に入れて,ざっと読んでしまった。面白くなかった。