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新木場Studio Coastには,去年のくるりのライブ以来になる。家内とともに,雨のなかB300番台でフロアに入る。傘と鞄を抱えているので,私はPAの脇,フェンスに位置をとった。家内はまだ空いているフロアの前のほうに行った。

ライブは“TEAM ROCK”の1曲目から順番にはじまった。とにかくドラマーの音に耳が向く。クリフ・アーモンドのドラムをライブで聴くのははじめてで,これが冒頭,凄かった。バスドラの音がとにかくでかい。サポートギターも昨年,中野サンプラザで観たときよりは慣れたように聴こえる。ツアーの本数を重ねたからだろうか,サポートキーボード,コーラスもとてもよい感じ。

“ワンダーフォーゲル”はピコピコ付きで,“Lv30”は,とにかくドラムがよかった。実のところ,アンコールになるまで,ドラムに関してはこの曲が一番よかった。

数曲続け,そこから“TWIM”に入る。リアレンジ版“静かの海”は,音響系+プログレという感触で,これがとてもよい。

“トレイン・ロック・フェスティバル”は「印西牧の原行き」とオリジナル通り歌われて,途中,ジャムセッションっぽくテンポを落とした後,BPMをかなり上げて締める。“Army”は前回聞いたときにも増してポリリズムな音の重なりが心地よく,やはり感触はプログレ。静かな曲を続けた後,“水中モーター”から“WESN”“C’mon C’mon”“永遠”へとノンストップ。ライブのピークをこのあたりにもってきたようなのだけれど,打ち込みシンセの白玉のレベルが低く,反対にバスドラとスネアは大きい。ハイハットでアクセントを刻んでいるのだけれど,その音のバランスがいま一つのため,四つ打ちのリズムがミシンのようにダッダッダッという感じで,たぶん,PAで音のレベルをもう少し調整したら,よかったのにと感じた。同期バージョンの“WESN”はファンファンのトランペットが入って,ドラムは福田洋子,キーボードは奥野真哉という布陣がかっこよい。(つづきます)

 

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