みちくさ市


みちくさ市に参加した。

もとはといえば,両親のマンションに預けたままの本がかなりあって,その置き場を探す一環に参加したのがはじまりだ。2月に父親が亡くなり,その年の5月がはじめての参加だった。

マンションを片付けるためにあれこれひっくり返すと,よくもまあこんなものまで取っていたものだというものが次々と出てきた。「保存」と「結果として残っている」ものの違いにまず当惑した。全体,残っているのだけれど汚い。下手すると1970年に日吉から引っ越して以来,一度も開けていないんじゃないかというくらい古びたダンボール箱がいくつか出てきた。一人暮らししている間に預けたもの,結婚したときに持っていかなかったものが雑多に残っていて,20年以上を経ているので,それらも経年劣化甚だしい。

昨年,マンションの買い手が見つかったので,残しておく本などをダンボール箱5,6箱までに絞った。他にいくつか引き取った家具を含めても,だから親のマンションからもってきた品物はたかが知れている,はずだった。

ところが,以前記した通り,みちくさ市に参加するようになってから,本を買う冊数がおそろしく増えた。どうせ,読んだら並べればいい,というのが短絡的だったことに気づくのはしばらくしてのことだ。一度,身についた本を買う癖(そう,これは癖なのだ)は,滅多なことでなくならない。買った本が居場所を圧迫していく。

さらに,みちくさ市に並べるために本を選びはじめると,本の山が崩れる。もともと適当に山をつくっておいてあるものだから,そのなかから本を見つけるのは至難の業。何度,本を整理しても,そのたびに崩壊する。

娘でさえ,近場のレンタルロッカーの空きをチェックするようになったのは今年に入ってからのことだ。

今回のみちくさ市に触れる時間がなくなった。(つづきます)

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