花粉症の時期になると,対症薬を飲み,非道くなると週一回の注射が加わる。7,8年前,何の前兆もなく花粉症になったのだ。

他の病気に比べて花粉症は,対症薬が数多くあるため,個別の薬がからだと感情に及ぼす感覚はとてもよくわかる。飲むと症状が緩和されるかわりに頭痛を及ぼすもの。対症効果がほとんどないもの。眠気のせいで仕事が手につかないもの。喉がかわくもの。本当にさまざまだ。

エピナスチンを処方されるようになってかなり長くなる。全体,症状は緩和され,頭痛は起きない。喉はかわかない。悪くないのだけれど,とくかく見る夢がよくない。週に5日は嫌な夢が続く。たぶん,薬の成分のなにかが夢に何がしかの刺激を与え,それが意味・文脈に影響するのだと思う。しかし,だからといって,夢の内容を左右するのがそうした化学物質だとだけは思いたくない。それは,他者を支配しようとするものの思考だ。

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