矢作俊彦のインタヴューが掲載されていると知り,「キネマ旬報」を購入した。「アゲイン」のシナリオが掲載された号を購入したくらいで,「キネ旬」は一貫して立ち読みする雑誌だった。そんなふうに言い切らなくてもいいのだけれど。 インタヴューがうまくまとまっていてよかった一方で,インタヴュー時の写真が掲載されていないことが気になった。
「アマ☆カス」の短期連載は単行本化を見据えたものだろう。とにかく一作でも多く矢作俊彦の小説の読める日が続いてほしい。「常夏の豚」がまとまれば,また,小説家としての矢作俊彦の印象は変わるのだろう。でも,昨夜ふと,映画「ハネムーン・イン・ベガス」のような幸福感が得られる小説を,いつか矢作俊彦に書いてほしいと思った。