神戸

神戸に二泊三日は長すぎかと思ったものの,それほどでもなかった。

昨日はパスした朝食を家族とともに17階のバーでとった。食後のドリンクはセルフサービスでなく,バーテンダーがつくりサービスされる。バイキングの種類も十分で,このホテルに悪い感情をもつことはなかった。

混雑していたため,バーカウンターに並んで食事をとった。カウンターの右端に,一人でノートパソコンを据え仕事のようなことをしている若い男がいた。決まった仕事場なのだろうか。

食事を終えて,荷物をフロントに預け,外に出た。家内と娘は乙仲通りでパンを購入する。元町のアーケードまで行き別れ,私はうみねこ堂書林に向かった。開店早々で,店の外の百均棚を眺めてから店内に入る。それほど広くないけれど,ミステリー中心に翻訳本,洋書なども揃い,とても魅力的な古書店だ。一通り棚を眺めて,河野典生の『街の博物誌』(ハヤカワ文庫)を購入して出た。

家内,娘と合流して,パティスリー・グレゴリー・コレで昼食。このあたりまでは出張の帰りに立ち寄ることができる範囲で,家への土産を購入するために何度か入ったことがある。食事するのは初めてだった。今回の旅行で入ったいずれの店もそうだったように,ここもとても美味しかった。

フロインドリーブ本店まで出かける時間はないので,大丸の地下に行ってここでもパンを購入した。ホテルで荷物を受け取り,タクシーで新神戸へ向かった。

当初は,矢作俊彦の「言い出しかねて」の現場の今を確認しようかとも思ったのだけれど,家族連れで福浦に足を踏み入れるのはむずかしい。それでも北野から港までの様子だけは確認することができた。

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