憲法

午前の部が終わるまでに4組くらいが登場した。弾き語り,サックスと歌,時事講談,バンドと形態はさまざまだ。なかでもカホンでリズムをとる若手の3ピースバンドが一番よかった。16ビートの壁を感じたのは,このバンドが出てきたからだ。リズムのとりかたが明らかに違う。

昼は喫茶コーナーでカレーを食べた。

午後の部は3部構成で,講演,コーラス,フォークなどなど,15分ほどの持ち時間いっぱい表現される。知人のフォークバンドは1人欠席でデュオとして登場した。昨年も同じ状況になったので,意図的なものなのかどうか,はわからない。彼は出番の前は進行係を担っていたので,二言三言交わしただけで,あとは客席を動かずに見ていた。

日本国憲法序文にメロディを付けた曲を最後に披露したのは昨年同様だ。このライブは「憲法フォークジャンボリー in 彩の国」というシリーズだから,それはもっとも似つかわしい。作曲者が別にいる曲なので変えようはないのだけれど,ラップでもなんでも,もう少しリズムに乗せるやりかたがあるようにも思った。

屋外イベントのむずかしさは重々承知のうえ,しかしこれは屋外で開催されるべきイベントなのだろう。ホールで開催しなければならないところに,こうしたメッセージを発する困難さを感じた。

それとともに思ったのは,実は表現者,参加者に届く別のメッセージを別の誰かが発しなければならないということだ。

ここにいる人たちに届くメッセージとはどんなものなのだろう。そう考えながら,長い長い帰路についた。

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