28

「アンテナ」全曲完全再現を終え,続いて「ジョゼと虎と魚たち」のサントラから“ジョゼのテーマ”。「惑星づくり」のようなテイストで,トランペットがいない分,展開は落ち着いていた。

“飴色の部屋”からゆっくりとした曲が続き,その後,“地下鉄”。武道館ライブ以来のような気がする。たたみかけているかのようなアレンジで,相変わらず恰好よい。

アンコールは最近の曲が演奏された。ラストの“琥珀色の街,上海蟹の朝”は本式のラップ。サビのところしか聞いていなかったので,それは驚いた。

くるりの瞬発力が何だかとても楽しかった。年末のKing Crimsonのライブで,パット・マステロットがジェイミー・ミュアーの“フリーなパートをなぞっている”(おかしな表現だとは承知のうえで)ような演奏がずっとひっかかっていて,それでもライブ自体はよかったのだけれど,ライブの楽しさってこういうことだと示されたような感じがした。

セットリスト

  1. グッドモーニング
  2. Morning Paper
  3. Race
  4. ロックンロール
  5. Hometown
  6. 花火
  7. 黒い扉
  8. 花の水鉄砲
  9. バンドワゴン
  10. How To Go
  11. ジョゼのテーマ
  12. 飴色の部屋
  13. ハイウェイ
  14. さよなら春の日
  15. 地下鉄
  16. さっきの女の子
  17. Hello Radio(アンコール)
  18. かんがえがあるカンガルー(アンコール)
  19. ふたつの世界(アンコール)
  20. 琥珀色の街、上海蟹の朝(アンコール)

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Top