「アンテナ」全曲完全再現を終え,続いて「ジョゼと虎と魚たち」のサントラから“ジョゼのテーマ”。「惑星づくり」のようなテイストで,トランペットがいない分,展開は落ち着いていた。
“飴色の部屋”からゆっくりとした曲が続き,その後,“地下鉄”。武道館ライブ以来のような気がする。たたみかけているかのようなアレンジで,相変わらず恰好よい。
アンコールは最近の曲が演奏された。ラストの“琥珀色の街,上海蟹の朝”は本式のラップ。サビのところしか聞いていなかったので,それは驚いた。
くるりの瞬発力が何だかとても楽しかった。年末のKing Crimsonのライブで,パット・マステロットがジェイミー・ミュアーの“フリーなパートをなぞっている”(おかしな表現だとは承知のうえで)ような演奏がずっとひっかかっていて,それでもライブ自体はよかったのだけれど,ライブの楽しさってこういうことだと示されたような感じがした。
セットリスト
- グッドモーニング
- Morning Paper
- Race
- ロックンロール
- Hometown
- 花火
- 黒い扉
- 花の水鉄砲
- バンドワゴン
- How To Go
- ジョゼのテーマ
- 飴色の部屋
- ハイウェイ
- さよなら春の日
- 地下鉄
- さっきの女の子
- Hello Radio(アンコール)
- かんがえがあるカンガルー(アンコール)
- ふたつの世界(アンコール)
- 琥珀色の街、上海蟹の朝(アンコール)