だから生きているのはいつも誰かの末裔

午前中は家内の実家で,妹さん一家と葬儀の打ち合わせ。決めることは父親のときとほとんど同じなので,1時間くらいで終わった。近場で一緒に昼食をとり,そのままお寺に向かった。エンゼルケアの不備か,不意の死亡で点滴を絞るタイミングが遅れたからなのか,再度処置をするのに1時間半ほどかかった。その後,納棺を終え,葬儀会社と簡単な打ち合わせ。

実家に戻り,式の連絡先を整理する。近所に事の次第を伝え,夕方には家を出た。

武蔵野茶房でしばらく休憩し,夕飯を買って帰る。

絲山秋子『末裔』の再読を終える。このタイミングで『末裔』を読み終えるというのは,どうしたものだろう。再読一回ではもったいない小説。暗記してしまうくらい読み込みたくなった。

一族っていうのは、不思議なもんで、普段は、ねずみ算式に、子供が増えていくように思ってるんだが、逆に、自分の側から、さかのぼっていくと、(中略)むしろ先祖の方が、無限に、増えていくんだな。
絲山秋子『末裔』

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Top