コンビニ


朝から大学での会議に参加。午後過ぎに散会し,そのままお寺に向かった。

雲ひとつない空にお寺の境内と並んだ墓石。義父の様子を確認し,葬儀会社と簡単な打ち合わせを済ませる。家まで行き,名簿類を確認した。

帰りに練馬の一信堂書店に寄る。20年ぶりくらいかもしれない。店内は買取本で山積み,その整理の真っただ中だった。すべての棚を見ることはできなかったものの,立派な古本屋さんだと改めて感じた。この沿線では石神井公園近くと大泉学園の古本屋をよく利用した。少し前に書いた江古田と合わせて,いや,ひばりヶ丘にもひばり書房があったし,西武池袋線沿線はこと古本屋については不便しなかった。大泉学園に住んでいた20年前くらいのことだけれど。河野典生『陽光の下、若者は死ぬ』(角川文庫)と高橋紘『象徴天皇』(岩波新書)を購入した。

池袋まで戻り,光芳書店に行く。この店は結城昌治の文庫本がいつも左上コーナーに並んでいるばかりか,昔のマンガも好きなものがよく並んでいたので,支店ともども昔はときどき出かけた。数年ぶりにきたところ,結城昌治はあったけれど,マンガの在庫が少なくなっていた。しばらく棚を眺めたものの,買うものが見つからない。

店を出て,タカセの裏側の喫茶コーナーでしばらく休む。ここ2,3日鞄に入っている森雅裕『高砂コンビニ奮闘記』(成甲書房)を読み終えてしまおうと思った。

『高砂コンビニ奮闘記』は,面白いのだけれど,メリハリが乏しく長すぎる。高砂は親のマンションの処分する行き来にときどき降りた町で,駅南口すぐの書店,歩いて4,5分のところにある古本屋,北口の目の前の中華料理店あたりは利用した。特に中華料理店の生姜焼きは脂身がほとんどなく,美味かった。行間からあのあたりの暮らしが感じられるものの,あの森雅裕が書くエッセイだからと,妙な期待をしてしまった。

ただ『コンビニ人間』に比べると,森雅裕が描くコンビニには体温を感じる。

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