危惧

2014年の連休前からのハードワークさ加減は,思い起こすたび,なんとも非道いものだったと思う。非はおおむね,私の段取りの悪さに由来した。

このところ仕事が立て込んでいて,そのなかで義父の葬儀に一区切りがつく。いきおい,あの連休前を思い出す。当時から変わったところはあまりないし,かえって体力は落ちている。

大事(おおごと)にならないことを祈るかのように,日々仕事を進めるので何だか億劫さが増してくる。

身近で入手できなかったため,アマゾン経由で手に入れてしまった安彦良和の対談集『アニメ・マンガ・戦争』(角川書店)のページを捲りながら,倫理について考えることが仕事からの逃避になっているような現状がもどかしい。大塚英志との対談は最初,読んだときに大塚に押しまくられている安彦という印象だったのだけれど,読み返すと安彦の言い分がとても腑に落ちる。矢作俊彦との対談を本の形で読むために(どれくらい手が入っているのかどうか確認するために)買ったものの,ほとんど同じだった。

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