週末

ここ数年,土日どちらかを出社する週がほとんどだったけれど,このところ,きちんと休むようにしている。当然,休んだほうが楽だ。とはいえ義父の家から持ち帰った品々を整理する懸案は一向に捗らない。整理を終える日がくるのだろうか。

昨夜のお酒が残っている。土曜日の午前中は酒を抜くために費やした。午後から少し部屋を片づけ,外へ。川沿いに新井薬師のほうまで歩く。KURIKURIで昼食をとろうと思ったものの,混雑のため席が確保できない。コーヒーをテイクアウトし,ちびちびと飲みながら西に向かう。早稲田通りを中野に向かうと緩やかな上り坂の印象しかないものの,上高田のあたりはいつくかの小さな丘陵が集まっているのだ。何度か上り下りを繰り返し,早稲田通りのかなり中野寄りまで着く。ブックオフで本を3冊。古本案内処を覗いたものの何も買わず。駅近くで,かなり遅い昼食をとり,新井薬師まで折り返す。

途中,rompercicciで休憩し,『戒厳令の夜』上巻を読み終えた。5,6人の客すべてが本と雑誌を読みながらBGMのジャズを聴いている。いまどきあまり見ない光景が,ここでは普通なのだ。フリーWifiが繋がっているにもかかわらず,スタバやエクセシオールカフェとは違う目的で入るのだろう。会計のとき,レジ横に「縄文ZINE」が置いてあったので一冊携える。『戒厳令の夜』と「縄文ZINE」なんて,できすぎだ。文林堂書店で,石森章太郎の『大侵略』と遠藤周作『沈黙』を購入。後者は今月の読書会の課題本。中井のセブンイレブンでマッドネスのチケットをもらい家に戻る。池袋に出かけていた娘・家内と夕飯をとる。

記憶以上に『戒厳令の夜』が重い。

日曜日も起きたのは遅い時間。朝食後,身支度をして娘と待ち合わせの吉祥寺に向かう。伊野尾書店で岸政彦『ビニール傘』。少し遅れて吉祥寺に着き,昼食はTALK BACK Bicoqueに入った。娘が小さな頃,1,2回入ったことがあるが,当時のことは覚えていない。と記憶をたどってしまうくらいコストパフォーマンスがよかった。食事が終わる頃,家内からメールが入り,公園口で待ち合わせる。娘と一緒に迎えに行き,とりあえず1時間後に丸井前で再度,待ち合わせることになった。

古本センター,よみた屋を見る。どちらも買うまでに至らない本が並ぶ。井の頭通りから一本内側に入った通りを歩く。10年くらい前まではマンダラ2だけではなく,サブカル系の古本屋やCDショップなどがこのあたりまで広がっていたのだけれど,いつの間にか店はなくなり,落ち着いた街並みなっている。よみた屋も最初,こちらの通りにあるのだとばかり思っていた。バサラ・ブックス店頭の3冊200円コーナーから3冊。読み終えたら一箱に入れて並べよう。

羅宇屋の跡地をチェックした。なぜかGoogleで「羅宇屋」を検索すると,このサイトがひっかかるようで,当時の通信や跡地の写真くらいはアップしなければと思ったのだ。

ゆりあぺむぺるで休憩し,東急裏の方に向かう。もう少し公園口に行ったビルの地下に,同じような喫茶店STONEがあったのだけれど,6,7年くらい前になくなってしまった。新刊書店もないし,やはり街並みは変わる。その後,百年をみたけれど,ここでも何も買わなかった。しばらく歩いて,夕飯は砂場に入る。元・三浦屋の地下で,なんだかこのあたりは落ち着く。

東中野経由で21時くらいに家に着いた。

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