週末

金曜日に酒を飲み過ぎてしまい,土曜日の午前中は朝食をとってから横になり,本を捲る。午後に部屋を片づけはじめ,16時くらいに外に出た。遅めの昼食をとり,歩いて東中野のブックオフまで。何も買わずに戻る。喫茶店で休憩しようかと思うものの,気が乗らずにコンビニでコーヒーを買い,家に戻った。

日曜日は雑司ヶ谷で「はるのパンまつり」があるというので,少し早めに起きた。家内がなかなか起きてこないため,出かけたのは12時を過ぎになった。タクシーを拾い明治通りまであっという間に着いた。めぼしいパン屋は売り切れで,家内は焼き菓子をいくつか買った。

事務所に行くため別れ,明治通りを池袋に向かう。途中,古書往来座に入る。「タイフーン」の6号(終刊号)が並んでいたため購入。昼をとり,三省堂で仕事用の本を買って事務所まで。依頼状をつくり,メールを何通か売って帰る。

池袋西口のヱビスバーで休憩。高田馬場のブックオフを覗き,神吉拓郎のエッセイ集とあれ,なんだったろう。もう一冊文庫を買って,家まで歩く。

矢作俊彦の文章を集めていた1980年代前半,「タイフーン」を探していた。何だか矢作俊彦の文章が掲載されていそうな雰囲気を感じたのだ。しかしすでに休刊していて,古本屋で探してもほとんど目にすることはなかった。

その後,角川書店から刊行された別冊野性時代の特集に,「タイフーン」に書いた文章が再掲されていた。10数年後にようやく,あたりのつけどころはまあまあだったのだとわかった。ただ,その後もほとんど「タイフーン」は見つけられなかった。

古書往来座で1,500円もしたけれど,「タイフーン」第6号を買って,理由がわかった。1978年に6号だけしか出なかったのだ。もっと続いていたかと思っていた。版元のペップ出版も今は存在しないし,ドメスティックな「月刊プレイボーイ」を狙ったのだろうけれど,あれと同じクオリティを狙うにはかなりのバジェットが必要になる。もう少し刊行が遅ければ,広告でまかなうことができたのかもしれないが。

第6号に矢作俊彦の文章は掲載されていなかった。休刊にあたって,関係各位への謝辞には名前が出ているものの。

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