二杯


夕方から広尾で会議。弁当はゆら川に配達を頼み,人数分のお茶を抱えて行く。

朝は気圧のせいか頭痛がおさまらず,薬を飲んでしばらく休む。午後から出社。雨も小降りになった。20時過ぎに終わり,渋谷駅まわりで休もうかと店を探す。結局,適当な店が見つからずに高田馬場まで行った。

新目白通り沿いにラーメン店がある。入る店,入る店,あまり続かない場所で,隣のセブンイレブンが撤退して,ワンルームのアパートになったようなところだ。ただし,通りを挟んだ向かいは大規模団地,線路を越えれば高田馬場へと続く道で,人の行き来がないとは思えない。

近くに越してきた20年前,ここには弁当屋が入っていて,ときどき利用した。あるとき,弁当のなかの料理が痛んでいたので苦情の連絡をした。対応は悪いものではなかったが,しばらくして閉店した。その後は,現在の店になるまで,何店からのラーメン屋が入れ替わった。

気になるのはチョイ呑みセットだ。アルコールに棒餃子,おつまみがついて1,000円。しかし,この店の前を通るのはほとんどが,高田馬場で飲んできた後だから,入るタイミングがなかった。

高田馬場で店を探していると,そのまま新目白通りまで出てしまったので,ラーメン屋をめざした。

アルコールは生ビールにして,おつまみはたこわさ,しばらくすると棒餃子が出てきた。『海から来たサムライ』のクライマックス前を読みながらつまむ。塩辛いたこわさとビール,棒餃子のバランスがうまくとれず,残りそうなたこわさをエイヤと食べ,ビールを飲み干した。

トイレに行ってから,お勘定を払おうとすると,「あと一杯あります。二杯でこの値段です」。

アルコール二杯に棒餃子,つまみで1,000円だったとは。おそろしくコストパフォーマンスがいいじゃないか。池袋の大都会はビール三杯にマグロで1,000円だというけれど,それではこなしきれそうにない。

この店くらいがちょうどいい塩梅だ。ただ,すでにつまみも餃子も手元に残っていない。文庫本の続きを読みながら,冷えた生ビールを飲み干した。

再び高田馬場方面に戻り,ブックオフで数冊買って,同じ道を歩き,ラーメン屋の前を通り越して家に戻った。

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