風邪


本式に風邪をひいてしまったようで,半日だけ横になるつもりが,結局,午後も本を読みながら眠ってしまった。

キリがつかないので半村良の『闇の女王』を読み終えた。五木寛之っぽく始まり,途中から後の村上龍っぽくなり,最後は半村良のテイストとはいえ,書き流した物語だった。これならばあらすじを知っておけば十分。登場人物に魅力が乏しい。この時期,多忙だったのかもしれないが。

『闇の女王』の読後感がかなりよくなかったというかスカスカだったので,夜から矢作俊彦の『フィルムノワール/黒色影片』を引っ張り出して読み始めた。

クラウドファンディングが無事成功して届いた坂口尚の『12色物語』を,寝る前に2,3編ずつ読んでいる。結局のところ,1980年代までに読んだり聴いたり観たりしたものだけで,あとの人生を過ごしてもたぶん事足りてしまうのだろう。実のところ,30代後半から40代の初め頃まで,そうやって過ごしたような気がする。ここ7,8年,インプットする情報が増え,面白いのだけれど,それとこれとの整合性がうまくついていないのかもしれない。誰に選択を促されたわけではなく,ときどき20代までの嗜好にどっぷりと浸かりたくなってしまう。

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