時代小説


と打ちながら,「時代小説」というのは不思議な言葉だと思った。「時代」+「小説」。「時代」ってなんだ?

日曜日は用事をしながら,空いた時間に司馬遼太郎の『燃えよ剣』を読んでいた。とりあえず上巻を読み終え下巻に入った。

書店の時代小説コーナーに収まっているような小説を手にすることはほとんどない。これまでに山田風太郎と山本周五郎を数冊読んだくらいかもしれない。辻邦生や遠藤周作など,江戸時代以前を舞台に描かれた小説は何作か読んだ。それらと「時代小説」の違いすら考えたことがなかった。興味がないのだ。

『燃えよ剣』を読みながら,ラノベのような文体だなと思った。テンポで成り立っているような小説だ。司馬遼太郎の小説は思っていたより遥かに軽いものだった。これは昭和30年代の作品だというから,その後,重厚になったのかもしれないけれど。映画でした知らないが「梟の城」にしてもエンターテインメントだったし,晩年の容姿の印象とどこかちぐはぐな感じがする。

新井薬師の古本屋で三好徹が描く土方歳三の小説が出ていたし(三好徹は沖田総司の小説も何作か描いていたはずだ),読み比べてみたくなってきた。

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