涼しくなった。夜は上着を一枚羽織ってちょうどよい。お盆の頃の函館よりはそれでも暑い。というよりも湿度が高いのだ。
20時頃に仕事を終え,totoruでビールとオリーブのマリネ。川本三郎の『銀幕の東京』(中公新書)の続きを読む。家に帰り夕飯。
『銀幕の東京』は,大変な労作だけれども,他の川本の本と同じく,本のなかに入り込んでしまうことはない。Webを検索しても出てはこないとても貴重なデータが続き,読みながら,こんな企画で本を書ける人は他にはいないだろうと感心するのだけれども。そこで読み手の感興が留まってしまう。
部分の集積が必ずしも全体を示さないことのアリバイのような本なのかもしれない。