bighead

午前中の打ち合せは散々だった。乗った新幹線が予定より遅い便だったので打ち合わせに遅刻するのは確実だ。途中,ショートメールで連絡をとった。打ち合わせ場所に着いて1時間半ほどのやりとりの間も酒が抜けていないためか,朦朧としたなかで終わったというのが正直なところ。

体調はまったく回復しない。12時を過ぎたにもかかわらず食欲はなく,加えて頭痛がしてきた。 朝から口にしたのはお茶と口臭予防用のタブレットのみ。打ち合わせ中のコーヒー1杯が胃に重い。

阪急デパートで少し休み,その後,JRで京都に向かう。数十分の車中,ほとんど眠っていた。

京都駅に着いたものの体調が回復する兆しはいまだない。しかたなくイオンモールの薬局で頭痛薬と胃薬を買い,ソファーに座って飲む。 ふとiPhoneのアラートが鳴っていたことに気づく。打合せは14時からだと登録されていた。登録したのは自分だ。記憶では15時からのはずだったのだけれど,その時点で14時を少し過ぎている。慌てて新・都ホテルに向かった。

ロビー・ラウンジに,待ち合わせた先生たちの姿はまだない。混みそうな感じがしたので席を確保する。オーダーしたシナモントーストが今日,はじめての食事だ。コーヒーをちびちびと飲みながら食べ終えると,しばらくしてどうにか頭痛はおさまった。何だか帽子を被った近藤正臣のような姿の人がうろちょろしている。

先に英都先生がいらして,15時過ぎに名書先生登場。2時間半くらい話す。名書先生はぜんぜん変わらずお元気そうで,ホッとした。

ホテルで別れ,私はJR駅に戻り二城に向かう。 ここから先,未知の世界に突入する。めざすはDull Bqqksさんに紹介された一箱古本市だ。 地図をたよりに会場に向かうと,土間の広い一軒家にたどり着いた。「古本イエー」のタイトルのもと,どうも自分の家で一箱古本市を開いてしまった状況らしい。

玄関の前を二往復くらいして様子をうかがっていると,なかから狂言屋さん(後で知った屋号)が迎えに出てくださった。荷物を置き,靴を脱いでなかに入らせてもらう。Dullさんはじめ数人の方がいらして,にぎやかな様子。挨拶より先に玄関に戻り,古本棚を覗く。この頃にはすっかり二日酔いは失せていた。セキュリティと何とか考えなければ,自宅で古本市というのは面白い。

デイヴィッド・シンクレア『幻の国を売った詐欺師』,森銑三『新編 明治人物夜話』,紀和鏡『首塚巡礼 花魁道中』の3冊を購入。そのまま一箱店主のみなさんに混ざってご一献,という状況になった。

榊翆簾堂さん,3355さん,星月夜さん親子,デイリーマザキさん,ヤマザブックスさん,そして家主の狂言屋さんご夫妻,とDull Bqqksさん。途中から机屋さんが加わる。

ビールを勧められ,初めて食べた納豆餅はじめいろいろなものをごちそうになり,Zineまでいただいた。天神さんで一箱古本市Zineのカルチャーを浴び,20時くらいに失礼した。とても和やかな様子だったのだけれど,その後,いいあんばいに乱れた様子に突入したと東京に戻ってからTwitterで知る。

JR京都駅に行き,今日の宿泊先の名古屋まで向かう。21時過ぎに着き,ホテルにチェックインした後,夕飯の続きを済ませた。めずらしいことにアルコールを飲まずに寝た。

二条の位置関係はいまだ把握していない。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Top