iMac G4の休息

金曜日は夕方から永福町で打ち合わせ。18時前に終わり,吉祥寺まで行く。家内,娘と待ち合わせ。その前に古本よみた屋を覘く。50円均一で小田実『何でも見てやろう』(角川文庫版)を購入。1979年に手に入れた文庫はすでに非道い状態で本棚の奥に眠っている。ほとんど新品のものを見つけてしまい,つい買ってしまう。倉多江美の漫画が数冊並んでいた。“蔵書一代”の果てなのだろうか。

夕飯に入ろうと思った一軒目が満席で入れず,二軒目に入ったBistro ナナカマドが開いていた。デザートまで美味しかった。帰りにバサラブックスで一冊買って帰る。

土曜日は午前中から頭痛。朝食をとったあとは横になりながら,島田一男の『黒い時刻表』を読み進める。一編読むには面白いものの,同じようなパターンなので,続けて読むと飽きてしまう。とはいえ誰か島田一男研究本を出さないだろうか。それなりにニーズはあると思う。

起きている時間はiMac G4の復旧をすすめていた。ということで,その顛末。

2002年秋にiMac G4(15インチフラットパネル,PowerPC 800MHz,OSX Jaguar)を手に入れた。その後,Pantherにアップデートしたあたりが一番,iMacを使っていた時期だと思う。2005年にTigerが登場したとき,「CPU1GHz推奨」にひっかかり,Pantherのまま使い続けることになる。

今回,TenFourFoxを使おうと思い,ダウンロードしたものの開かない。当初,理由がわからなかったのだけれど,結局,OSX10.4以降のスペックが必要なところに原因があったのだ。iMac を立ち上げ,LaCieの外付けHDDをつなげたあたりから記憶が少しずつよみがえってきた。

iMacを手に入れてから後,データ類の保存先はLaCieにしていた。そんなことさえ忘れてしまう。いや,まったく,本当に。幸い,LaCieも動いたので,当時のデータを開きながら,それらが記憶とつながっていることに驚いた。たかが10年少し前の体験が,実のところ記憶として思い出せる領域に確保されているわけではないのだ。

とりあえず,Pantherのまま,Webにはつなげずに使う方法を考えてみたものの,中古のTigerを手に入れ,動くかどうか確認してみようと思う。以後の記録は,別のタブをつくって,そちらにまとめることにする。

2002年から数年,メインで使ったiMacは今のmouse miniと何が違うといって,インストールしたソフトの数がまったく違う。たとえば,大川悠さんのサイトで見たような記憶があるTerragenがいまだに動いて,あの風景画像をそれなりにつくることができることには少し驚いた。

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