GW後半

記録しておかなければ,すっかり忘れてしまうに違いないので。

昨夜非道く降っていた雨はおさまり,その合間を縫うようにして品川まで行く。連休後半の新幹線は大混雑だ。駅で朝食を確保して,指定席につく。車中,iPhoneのメモ(音声入力)でインタビュー原稿を起こしながら名古屋に着くまで,ときどき眠ったり。

連絡通路をくぐり,近鉄に移動。昔,赤目に出かけて以来,久しぶりに近鉄に乗った気がする。1時間半ほどで伊勢市に着く。曇り空で暑くもなく過ごしやすい。外宮前の通りを覘きながらお参り。ただ,鳥居や,非道いところとなると石に向かってさえお辞儀する人が少なくないのには辟易としてしまった。あの姿が現在,神社にお参りする普通の姿なのだろうか。砂利の上を歩きながら家内,娘とお参りを済ませた。

内宮まではバスで移動する。ただ,3km程度の運賃が430円。割高感が半端ない。おはらい町とかおかげ横丁とか,妙なネーミングの通りが続く。おそろしい勢いの混雑具合だ。伊勢うどんというものが名物だそうで,おかげ横丁のふくすけという店で食べた。

内宮は広いなあという印象。子連れの親子が目につく。おみやげを買うという家内と娘をおいて,一足先に伊勢駅まで戻る。預けていた荷物を受け取り,18時過ぎに落ち合い,鳥羽に向かう。

泊まったのは戸田屋。老舗というか,昔はツアー客,慰安旅行,修学旅行で賑わっただろう大規模ホテル。伊勢も鳥羽も,閑古鳥が鳴いていた時期が続いたのだろうかという感じがあちこちにある。それが,ここ数年で少し持ち直したような按配だろうか。

夕飯はバイキング形式。選びながらも結局,食べ過ぎてしまう。風呂に入り0時前には眠った。

鳥羽,志摩には40年くらい前,大阪の叔父のうちから車で出かけたことがある。知り合いの別荘に泊まったはずだ。あのときから別荘に,よいイメージを持たなくなった。せっかく遠出しているにもかかわらず,別荘生活は結局,家にいるときと似たような環境になってしまうのだ。

伊勢市はお寺参りツアーでも企画したくなるくらいに,なんだか居心地がよくなかった。

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