Ready

夕方から信濃町の図書館で資料をコピー。慶應大学医学部の図書館は10年近く前,改装されてから風合いにやや乏しくなったものの,最初に利用した四半世紀前は階段の低い天井,古びた本や雑誌の匂い,地下の書庫,すべてが魅力的だった。あの図書館だけを使って,探偵小説をもとにした映画の一本や二本つくれるくらいに。

今はいくつかの図書館に分散されてしまったので収蔵冊数が減った。それでも図書館が放つ魅力をいまだ抱えているのは大したものだ。

コピーを終えてから,東中野で降りるはずが中野まで乗り過ごしてしまう。体が凝り固まってしまっているので,マッサージを受け,その後,夕飯。帰りにブックオフで島田一男の文庫を1冊購入。

金曜日にキング・クリムゾンのコンサートに出かける。「突破口」を演奏ってくれたらなあと思っていたところ,木曜日のセットリストに入っていた。二日続けてはやならいだろうか。

それにしてもロバート・フリップは72歳のはずで,一日3時間のコンサートを3日続けて,いや4日続けてもしおたれないことだけ(それで十分だけれど)は尊敬する。42年前,「リザード」と「宮殿」を初めて聴いた俊介の家の応接室のほの暗さを思い出す。

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