Dris

19時に鶯谷の古書ドリスで待ち合わせ。昌己に伸浩,徹とは年末から何度会ったことになるのだろう。10年近く音信不通だったとは,なんだか思えない。

森下に店があった頃,何度か本を売りに行って,とてもよい値段で引き取ってもらえた。一度,同じように古書ドリスで待ち合わせたものの,当日になって店が閉まっていることを知り,急遽,場所を変えたこともあった。

鶯谷で降り,医労連に至るまでのはるか手前を左に折れる。通りの突き当たりというか,右からくる道と交差する少し手前に古書ドリスはある。

待ち合わせの小一時間前には着いたので,じっくりと棚を眺める。文庫本は森下のときのほうがもう少しあったような気がするが,まあとにかくよくこれだけの本が集まるなあというのが感想。

少しすると昌己がやってきた。ニコ・ピロスマニの画集が手頃な値段で並んでいるのを見つけ,買おうかとしばらく悩んでいる。

徹がやってきて,続け様に2冊を選び,さらにもう1冊を追加して購入。ダーガーの画集があって,値段が手頃であれば買ったのだけれど,さすがに高かった。

伸浩は19時ちょうどにやってきた。会社から歩いてきたのだという。

鶯谷のホテル街を横切って,北口のあたりで店を探す。週末なので賑わっていて,何軒かに振られ,結局,通り沿いの居酒屋に入った。

徹の会社の社長が家庭訪問にくるそうで,撮影してきた本棚の写真をチェックしながら「これは大丈夫だろう」「これこそまずい」など,傍からすればどうでもいいことをあれこれ言い合う。3時間はあっという間に過ぎた。

本題であったはずの伸浩の話はさらっとしてしまい,また近々に飲むことになりそうだ。

それにしても徹と昌己の趣味の被り具合には恐ろしいものがある。

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