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下版かわりに3月末発行の新刊の再校を戻す。東日本大震災から8年,当時,小学6年生だった人にとっては,成人式を迎えるだけの時間が経ったことになるのか。当時,40代後半だった私には,相応しい時間の経緯が感じられない。

20時過ぎに会社を出る。「新潮」の発行日を間違え,駅前の書店で探すが見つからない。大塚英志の新書を捲りながら帰宅。夕飯を食べて,早めに眠ろうとするが,結局,いつも通り。もちろん眠れないのではない。うまれてから一度も,たぶん眠れない夜を過ごしたことはないはずだ。圧倒的に眠たくてしかたない。平井和正じゃないので,8時間眠ったと思って実際は3時間しか眠っていなくても大丈夫だったなんてこともない。

来週末のみちくさ市の準備をそろそろ始めなければならないものの,結局,直前に限られた時間のなかでまとめるのだろう。徹の家からピックアップしてきた雑誌や本がまだまだあって,ただ,なかなか大っぴらに販売しづらいものが少なくないので,どうしようか,それだけは考えている。

それとは別に,コンビニ本のゴルゴ13だけで一箱というか,一度,店を張りたいのだけれど,にもかかわらず気分はあまり乗らない。母親が入院している頃,手持無沙汰の見舞いの行き帰りに,それまで蛇蝎のごとく避けていた「ゴルゴ13」を読み始めた。多分,以前書いたはずだ。一話に盛り込まれた情報がかなりの量で,一話だけで,ふつうの推理小説や冒険小説なら容易くできてしまいそうなことに驚いた。数年後,実家を処分するために出かけた行き帰りにも近くのブックオフなどで1,2冊買っては読んだ。自宅や会社の机には「ゴルゴ13」のコンビニ本が数十冊仕舞われている。もともと105円や108円で手に入れたものだから,10円で並べてもかまわない。一瞬,インパクトはあるかもしれないけれど,それだけだな。

土曜日は夕方,国分寺に出かけ,帰りは昌己と新井薬師のイラン居酒屋「おつかれさん」に行く予定。徹とは月末に片づけの手伝いで会うし,平成が終わって昭和に戻った感じがする。

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