聴力

少し前から耳の感じがおかしい。もともと一日中,耳鳴りは続いていて,これは昔,ライブハウスかヘッドホンで耳がやられてしまったからだろう。眠るときに,ああ,鳴っているなあと思うくらいで,何をしたって安定して鳴っているのでそれほど気にならない。

少し鼓膜の感じがいつもと違うなとか,ふらっとするとか,何だか突発性難聴のような症状だ。昌己が突難聴にかかったときは,月に何度も会っていたので,だいたいの感じは様子から伝わってきた。似ているように思うけれど,突難だったらめんどうくさいな。

咳の薬の副作用かもしれない。薬が飲み終わる火曜日の会社帰り,駅前の耳鼻科を受診した。

初めて入ったその診療所は,開けっぴろげで診察室・処置室と待合室が一体となっていた。待合室に患者はなく,受付に常時,職員が座っていることもない。診療所の扉を開けたものの誰もいないし,出てこない。

しばらくすると看護師がやってきて,渡された問診票を書き,診察室に呼ばれた。70歳前後の医師から問診,目の反射と耳の様子を確認され,少し待ってから診察室の奥に据えられた検査ボックスに入った。

それはやけに古びたつくりの聴力検査機器で,狭いボックスに入り,健診のときの手順をかなり詳しく左右,高音から低音まで調べていく。骨からの響き用のインカムのようなものを斜にかけ,さらに左右。その後,耳内圧の検査をして終了した。

「これが20歳代の聴力であれば問題だけれども,50代半ばなら加齢によるものでしょう」ということで,聴力劣化の原因を説明された。検査紙をみると高音は75%くらいの聴こえ方で,毎日,耳鳴りで高音を聞いているのにしかたないなあ,という感じだ。

自分の聴力が衰えているとは思いもしなかった。それも加齢によるものだろうというのがから,それじゃあ加齢が一気にリアリティを帯びてくるというものだ。

昨日は昼前に門前仲町で取材。おもしろかったもののかなり疲れた。戻ってきて,出がけに預かった白焼きをチェック。差し替えデータ依頼して17時くらいに一式を戻す。次の入稿作業を進めて19時過ぎに退社。高田馬場で家内,娘と待ち合わせ。とりあえず戸山口の店でカレーを食べた。

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