すごい

月曜日は17時過ぎに仕事を上がり,恵比寿に向かう。リキッドルームへ踊ってばかりの国のライブを観に行った。18時の開場をすこし回った頃に着いたものの,開場が遅れているらしい。先に来ていた家内,開場ギリギリに着いた娘とフロアに入る。家内と娘はステージ前から2,3列目,私は1つ目のバアあたりに場所を確保した。週末に誘った那智君とは現場で待ち合わせたけれど,まだ見つけられない。

19時を少しまわった頃にライブが始まった。SNSでは最初,ゆったりした曲から始まったと読んだものの,出だしから「Evergreen」。サングラスをかけた丸山のテンションは,これまで観たなかで一番高い。両サイドのギターボリュームのバランスもよくて(若干,大久保の音が絞られ気味だったけれど),「ジョン・ケイル」「world is yours」「マリブコーク」「風と共に去りぬ」まで一気に。

去年末の東京キネマ倶楽部と比べてはるかにバンドの調子がよくなっている。下津にはいい意味で緊張感がみなぎっていた。バンドってあらを探せば出てくるだろうけれど,それらを飛び越えて,モンスターのようにステージ上から音の塊を投げつけることがある。この日の踊ってばかりの国は,まあ,とんでもないモンスターだった。

「!!!」を挟み新譜からの曲もさらにメリハリがついている。どっしりと受け止めるドラムとベースの上でギター3本が恰好よい。これまで個々の演奏が素晴らしくとも,音が被ってしまうことがあったのだなあ,とこの日の演奏を観て感じた。荒々しさが巧みにコントロールされていた。

2時間半近くのライブは,ここ数年観たライブで一番,すごいと感じたものだった。

終演後,那智君と会い,そのまま恵比寿のHUBに入って軽く飲んだ。那智君からも好評で,誘ってみてよかった。

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