奇文集

会社帰りに高田馬場のブックオフで, 山崎今朝弥『地震・憲兵・火事・巡査』 (岩波文庫)を購入。他に北杜夫のハードカバー1冊,ソフトカバー1冊。このところ,北杜夫,辻邦生のハードカバーを均一棚で見つけることが少なくない。同時代で読んできた人が残した本だろうか。

山崎今朝弥の本は,新かな表記になっていることもあり,読みやすい。関東大震災の翌年,一部は同年に書かれたもの。夢野久作の「東京人の堕落時代」や本書を捲りながら,流言蜚語の被害について,今もSNSで変わらず,または似たようなことが起きているのにゾッとする。

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