オリンピックは一年程度（「程度」じゃ，計画の立てようがない）延期，都知事は週末の外出自粛を要請，とはいえ，まだ都内に変化を感じることは少ない。帰りにスーパーに寄り，インスタントラーメンくらいは買っておこうと思った。この手の行動がまずいんだろうけど。
家内と娘は，仕事つかいのバッグを買いに出かけていたので，私は夕飯は済ませてきた。風呂を沸かして入り，Windows10の更新など済ませる。
島田一男の『有耶無耶岬の殺人』（光文社文庫）を読み終えた。最後のくだりはふつうならありえない展開だろう。小説としては推理ものというよりは観光小説（そんなカテゴリーがあればだけれど）という感じだろうか。主人公がツアーコンダクターだから過度に事件にかかわるのはおかしい，それは正論だろう。それなりに推理ものの鎧をまとっているのだから，もう少し推理物に近寄ってもよかったのではないだろうか。とはいえ時間潰しには別に悪くない。ただ，他に読む本がないかといえば，いろいろあるのだから，とも思うな。
