3/31

家を出るときに少し雨が落ちていたので傘を持っていく。澱んだ雰囲気を潜り抜けて会社に。19時過ぎまで仕事。家内,娘と食堂で夕飯をとることにした。日中止んでいた雨が,会社を出たときは少し降り,下落合に着いたときにはまた止む。少し早く着いたので,ビールを飲みながら家族を待つ。娘が着いた頃,家内が残業で職場を出るのが遅くなったと連絡が入った。娘と二人で食事を済ませる。家に戻り,しばらくすると家内が帰宅。明日から初出勤の娘はしたくを済ませた様子。私と家内はテレビを観る。

その経験のほとんどを21世紀にもった娘は,東日本大震災,大雨や台風,今回の新型コロナウイルス感染の猛威と,20世紀後半であれば「100年に一度」と形容されるであろう天変地異などに数年に一度,遭遇してきたことなる。その事実に加える言葉はあまりない。

仕事に就いて,その初日に至る状況がこのようでは,というよりも先に,今後,まずは次のフェイズに移行するまでの猶予を勝ち取るだけの勇気をもってほしいとしか言いようがない。

デフォーの『疫病流行記』を捲りながら,ロンドンはペストの大流行に続いて大火に見舞われたのだと思うと,それでも,なお,と感じるのだ。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

Top