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時差通勤になって不便なのはマンションの管理人さんに用事があってもすれ違いになることだ。今期はマンションの仕事が増えるだろうし,なおさらに。1時間ほど遅れて出勤する。エントランスのところで管理人さんと会い,いくつか打ち合わせ。

17時前に退社。auの通信料が次のステップに移ってしまったので,ここ数日,WiFiの有無にかかわらずiPhoneを使いまくっている。通話時間も増えてしまっているのではないか。盥をひっくり返したかのような大雨で,中井の日高屋で休憩。村上春樹の「めくらやなぎと眠る女」を読む。中盤までは,安部公房やもう少し前の世代の小説家の作品と思って読んでもあまり違和感を覚えない。あ,山野浩一とかのSF小説で事件が起きる前の雰囲気にも似ている。文庫版が出たときに買って読んだはずだけれど,物語の内容はまったく記憶にない。途中,『長いお別れ』の引用っぽい箇所があった。

バスの内部はまるでおろしたてのように綺麗だった。金属部分にはくもりひとつなく,シートのけばもきちんとして,新しい機械に特有のくっきりとした匂いがあたりに漂っている。

同書,p.127

ぼくは店をあけたばかりのバーが好きなんだ。店の中の空気がまだきれいで,冷たくて,何もかもぴかぴかに光っていて,バーテンが鏡に向かって,ネクタイがまがっていないか,髪が乱れていないかを確かめている。酒のびんがきれいにならび,グラスが美しく光って,客を待っているバーテンがその晩の最初の一杯をふって,きれいなマットの上におき,折りたたんだ小さなナプキンをそえる。

清水俊二訳,p.30

引用とはいえないな。

家に戻り,少し眠る。起き出してSTORESに本の登録。200~300冊くらいになったものの,レンジが狭いなあ。夕飯をとり,本の登録の続き。0時過ぎに眠る。

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