朝はまだ雨が少し降っていた。7時台にあきらめ半分で会社まで行く。人出はもちろん2月前に戻っている。16時過ぎまで仕事をして会社を出る。高田馬場のブックオフにより,均一棚から1冊購入。家に帰り,本を読みながら1時間ほど眠る。娘は仕事で遅いため,家内と夕飯。テレビを見て眠る。寝つきが悪く,2時過ぎまでうとうとしていた気がする。

岬書店刊『ブックオフ大学ぶらぶら学部』を読みながら,最初に思ったのは,この切り口でゴルゴ13を取り上げたら面白いのではないかということ。思っただけで,その先は見えないものの,「劇画」という前提を「古本屋」に置き換えて,均一棚と1話完結ものを相似させると面白いものができそうな気がした。

自分自身のブックオフ体験はどのあたりから始まったのだろう。出だしは新大久保駅東口の先にあった店のはずだ。たぶん間違いない。ただし,入ったのはほとんどのときが韓国食堂あたりでマッコリを飲んだ後だったので,何を買ったかまったく覚えていない。

ランダムに記すと,高田馬場駅戸山口店と大塚駅前店はよく通った。代々木店と目白店も悪くはない品揃えの時期がそれなりに続いた。大泉学園店よりは練馬高野台店のほうが品揃えがよかった。練馬店,江古田店は好き嫌いが出そうな品揃えで,私は好きな本を見つけた記憶がほとんどない。東中野店はだんだんと面白みのない店になってしまい,中野上高田店はいまだに好きな店だ。

ときどき不思議な本が並んでいたのは錦糸町駅と住吉の間にあった店。東西の新宿店は何か目ぼしいものを買った記憶ががない。飯田橋店はときどき面白い本があるが,以前に比べるとつまらなくなった。赤羽店はそれほどではなく,大宮店は出かけると何か見つかる感じだ。亀戸店ならば錦糸町店に行き,三軒茶屋はなくなってしまった店の頃のほうがよく通った。

渋谷センター街店は,とにかく平成の初めにクアトロに通った記憶が妙な具合になるのが嫌で,あまりよい印象がない。同じように,というか横浜ビブレ店に至ってはライブハウスのフロアがブックオフになってしまったため,最初入ったときは心底悲しくなった。P-MODELの立ったステージがCD売り場に替わっているのを見たときは,時間の流れに嫌気がさした。

上野,秋葉原,高円寺南,吉祥寺,八王子あたりも趣味が合わない。それよりも瑞江や田無のほうが趣味に合う。岸政彦『街の人生』が出てすぐに田無店に並んでいて,手元にあるものは,そのときに手に入れたものだ。

高田馬場駅戸山口店は,本だけでなくCDの品揃えがよくて,くるりのアルバムはだいたいここで揃えた。もう一度,行きたい今はなきブックオフのトップは高田馬場戸山口店だな。

『ブックオフ大学ぶらぶら学部』を読み,語尾に「あ」をつけると「みつを」調になるとの指摘を読んで,あれ,よく語尾に「あ」をつけてしまうのだけれど,あれも「みつを」調に読まれていたかもしれないと思うと,やたら恥ずかしくなった。

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