Apartment

早番2日目。仕事をしているとiPhoneに着信。マンションの前理事長からで,明後日,エントランス前の桜の木を伐採する件についての確認。

最初は,当日午後に清掃の予定が入っており,駐車スペースについて大丈夫かとの話だったものが,途中から伐採についての確認に移っていく。昨日の区担当者とのやりとりを思い出しながら対応し,一度,電話を切る。昨日届いたメールを確認すると,口頭でのやりとりと1か所違うところがあったので,電話を折り返す。

昼休みに各戸に配るチラシをつくり,一度家に戻る。念のため,近隣に工事の案内が届いているか確認したところ,届いてはいるものの,日時を私が一日早く勘違いしていた。つくったチラシを抱えたまま,家に戻る。娘がいたのでとりあえず用事だけ済ませて,会社に戻る。

午後の仕事を終え早めに帰宅後,チラシをつくり直して配布する。19時半まで眠る。家内が帰宅していて,娘と3人で夕飯をとる。早めに床に就いたものの,なかなか眠れない。寝過ぎたからだ。

マンションに引っ越して20年と少しの間,都合10年ほど管理組合のトップあたりの役割をせざるを得なかった。何年か休み,今年,久しぶりに理事長になった途端,以前に比べると遥かに仕事量が増えていて,なかなか調子が戻らない。前理事長がかなり細かく管理をチェックしてくださったおかげだ。ただ,その方が定年後なのに比べ,こちらは平日勤め人なので,同じようにはなかなかいかない。

住人も,細かくチェックしてくださるのをありがたがる人ばかりかというと,さすがにやりすぎに思えることもあるので,いきおい一枚岩でものごとがすすまない。この手の役割は,ある程度,管理会社に動いてもらったほうが結果,うまくいく気がする。理事長を交代するときに,桜の木の伐採については続けて対応をお願いしたので,かなり密に動いてくださっているものの,落としどころを管理組合の意向と違うあたりに設定している様子がうかがわれ,全体,動きがぎくしゃくしている。

木曜日は朝から午後まで,3つくらいの案件が並行しながら進む。やっかいだな。

島田一男の「ふるさとミステリー」シリーズ3冊を読み終えた。古代史と旅行を絡めたミステリーということで,たぶん同時期か少し遅れて,似た趣向のノベルズが雨後の筍のように生まれたはずだ。島田一男のというか,戦前の探偵小説家,夢野久作や小栗虫太郎にしても,殺人という人の死をテーマに据える一方で,生殖,遺伝など,人の生を同じように操作しようとする物語をいくつか生み出した。島田一男の生殖,遺伝ネタは,決して高尚なものではないものの,なぜ,生殖,遺伝を小説の動機に盛り込むことに飽きなかったか不思議だ。その動機から離れてしまえば,古代史や国文学の知見を得ながら読み進められる推理小説というジャンルを形づくることができたはずなのに。

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