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索引づくりの合間にサイトの更新。一日,パソコンに向かいマウスとキーボードで指定の繰り返し。19時すぎに退社。日高屋に入り休憩しようとしたところ,蔓延なんとかのためか,アルコールの提供は19時までになっている。また戻ったのか。その程度の認識でよいかはさておき。寄り道をせずに帰宅。夕飯をとり,マンションの管理組合の仕事を少し。テレビを観て眠る。

島田一男の『上を見るな』は少し前に読み終わった。ただ,犯人が誰で,最後どうなったのかあたりはまったく印象に残らない。眠る前に少しずつ読んだからかもしれない。記憶にないあたりから読み返して,とりあえず犯人と最後のくだりは記憶にとどめた。「バカミス」の元祖扱いされることもあるようで,この手のものは大上段振りかぶって大真面目に書くから,いきおいそうなってしまうのだろう。

並行して『自殺の部屋』を読む。これは春陽文庫以外の文庫で読んだことがあり,再読。トリックもストーリーもまったく覚えていないので新鮮だ。新保博久の「島田一男は時代劇の人情ものを現代に換骨奪胎した」(時代劇と書いてあったか忘れたものの)という評はそうだなあと思う。短編の時代設定を時代劇に替えても通用してしまうものが少なくない。だいたいが時代劇の人間関係に擬えてあるからなのだろうか。にもかかわらず,島田一男には時代劇作品よりも遥かに現代を舞台にした小説が多い。

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