天日坊

久しぶりの観劇。もしかすると前々回のコクーン歌舞伎以来かもしれない。 そんな具合だからだろうか,「切られの与三」と二部構成のように全体,思われた。「切られの与三」が全体,夜を突っ走り(BGMもストーンズの引用があったし)...

切られの与三

「いつ帰るの?--明日帰っちゃうの?」 「どこへも帰りやしないよ」 「嘘よ。JALのエアチケットを見たわ。ブッキングしてあったわ」 「帰るんじゃないよ。行くんだ。いつだってどこへだってさ」 矢作俊彦「東京カウボーイ」 コ...

白い病気

ケストナーが『どうぶつ会議』を発表したのは1949年のことだと知り,どこかで「白い病気」を参考にしたのではないかと感じた。どちらも平和を実現するための手段自体に目をつむる。初手から拙劣とわかる手段に対し,ここぞとばかりに...

白い病気

場面が変わって,同じころのある一家の夕餉。父親は元帥を信奉し,娘と息子は職が不足する原因は親の世代がいつまでも現役だから,限られた椅子をさっさと寄こせと不満たらたらだ。舞台上では実際にスープがつくり始められ,湯気が広がり...

白い病気

神様のピンチヒッターよろしく,久しぶりにシルクセンターのあたりまで出かけた。神奈川芸術劇場で串田和美潤色・演出・美術「白い病気」を観た。以下のような内容(サイトより引用)。 大戦間のチェコスロバキアを代表する作家,カレル...

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