渚から来るもの

このところ仕事が立て込んでいて,書くことがまとまらない。 三好徹の短編集を読みながら,今さらながら石ノ森章太郎の『マンガ 日本の歴史』を1巻から買い求めて読み始めている。 昭和40年代の石森章太郎のマンガ表現はとにかく,...

童夢

高校時代の友人と30年ぶりに飲んだときのことだ。 最後に話したときは『気分はもう戦争』が出たばかりで,新星堂の本売り場,小説コーナーのや行あたりを眺めていた私を偶然,通りかかった友人が見つけたのだと思う。私は矢作俊彦の小...

気分はもう戦争

「気分はもう戦争2」の連載中に9・11が起きた。その少し前から休載が続き,継続が危ぶまれた(と思う)なか,この緊急寄稿が掲載され,その後の展開を期待したのもつかの間,1回分の延命(?)措置としてしか機能しなかった。 単行...

Daddy Goose

神保町に寄った。「COM」のバックナンバーがビニール袋に包まれずに並んでいたので,以前から探そうと思っていた宮谷一彦の漫画を追って行った。 見つけたのは1970年10月号の「白夜」のなかの4ページ。以下がそれ。ダディ・グ...

TOKYO COWBOY

1997年末,連載がはじまった漫画「東京カウボーイ」(画・花菱スパーク,週刊漫画アクション)は,志垣や傑は登場するものの,小説とは別にジャイ・ラーヤ・シンとタカシのバディ・ストーリーとして展開されるはずだったのだろう。と...

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