街の人生

岸政彦『街の人生』(勁草書房)を読み進めながら,30年前の雑誌「スタジオ・ボイス」に掲載された徳田正博さんによるインタヴューと写真を思い出す。 二月七日朝,ひとりの男が息をひきとった。犯行グループは横浜市内の中学二,三年...

国会前

午後から数のことを考えた。数自体ではなく,数が与える不意のゆらぎのようなものについてだ。 職場の近く,東京ドームには5万人の収容量がある。5万人を喩えるとき,“東京ドーム1回分”というように使われやすい。日産スタジアム1...

ミルグラム

大学時代の友人たちと飲んでいると,1年のときに,ゼミの教授主催でエンカウンター・グループがあったことをはじめ,まったく覚えていない話があれこれ登場した。当然,それらに私は参加していない。 セラピーやワークなどの体験を自分...

神戸

朝の4時に起きて,神戸へ向かう。社中は岸政彦『断片的なものの社会学』(朝日出版社)を捲る。いつもは新横浜過ぎてしまうと少なくとも名古屋あたりまでは一眠りしてしまうのだけれど,半分くらい読み終えるところまで眠気を感じなかっ...

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