Malicious remarks

小説家として,単行本のオビのコピー(初期は除き)や連載時の惹句まできちんと一貫性を持たせるにどれくらいの労力が必要かはわからない。ただ,そうやって作品を発表し続けている小説家の努力を私は記憶しておかねばならないと思う。 ...

Malicious remarks

「NAVI」で矢作俊彦の「A・JAP・AN」の連載が始まったとき,本文は言うまでもなく,何が面白かったといって「日本と日本民族への悪意を,ついに芸の域にまで高めた矢作俊彦が描く壮大な疑似現代史。待望の最新電芸脳文学=サイ...

GQ

重くてしかたのない「GQ」を購入。矢作俊彦のエッセイはハンバーグ紀行第2弾で,面白く読んだものの,一番目を惹いたのは「月下の鉤十字」の連載が再開されそうなくだり。 コバヤシヨシオが辻まことっぽいことさえすっかり忘れていた...

スズキさん

矢作俊彦の小説にスズキさんが登場するのは今のところ3編のみだと思う。『舵をとり風上に向く者』に収載されず『東京カウボーイ』に入った短篇と長編,それと「スズキさんの花と怒涛」だ。掲載されたのは「海燕」1993年8月号。 こ...

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