2007年12月
12月02日(日) Forbidden Colours |
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EPOが坂本龍一の"Tibetan Dance"をカバーしたのは1980年代半ばのことだったと思う。比較するのはどうかとも思うが,何に似ているといって空手バカボンの"来るべき世界"にソックリだった。つまり,インストの曲のメロディラインに歌詞を乗せてそのまま歌ってしまうところが,だ。 David Sylvianの何が素晴らしいといって,元曲を完全に無視したうえで,"Forbidden Colours"のような,一歩間違えば演歌そのもののフレーズを乗せてしまうところだ。 最近のこと。娘のピアノ発表会で"Merry Christmas Mr.Lawrence"を演奏した子がいて,イントロが始まった途端,思わず,なんでDavid Sylvianのボーカルが出てこないのだろう,と,まったく当然のように思ってしまうくらい,記憶に残ってしまう。 |
12月05日(水) WAVE |
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宇治家くんとはじめて会ったのは,大学を卒業してからだったと思う。彼は昌己の小学校時代からの友人で,大学時代も一緒にバンドをやっていたというのに,それまで機会がなかったのだ。 10数年前の土曜日。私と昌己が家の近くにあるスタジオで練習をしていると,彼はフラリとやってきてベースを抱え音に合わせて入ってきた。 「昔はギター担当で,空き缶をピック代わりにしてノイズ出していたんだぜ」 T3のデータをバックに,私たちが序々に無茶苦茶しはじめると,旨い具合ベースを重ねる。その頃,しばらく2人でのスタジオ入りが続いていたので,3人目の出す音がやけに新鮮だった。 彼は筋金入りのテクノ,ニューウェイヴファンだ。自らも打ち込みでオリジナル曲を多数つくっていた。最近,久しぶりに会ったときのこと。いまだ98,カモンミュージックで作曲していると聞いた。その前日,職場のバンドのサポートドラマーとして,タテ乗りの曲を7,8曲叩いて,「肩がボロボロ」といいながら,「Joy Division,New Order系のオリジナルで,10年近くあたためている曲があるんです。今度,データ送りますから」と。 私が,最近,T3のデータをパソコン上でミックスしているというと,「WAVEデータに手を加えてそれふうの曲にするのは邪道じゃないかと思いませんか」。 確かに,その通りです。 |
12月06日(木) 世界タービン |
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たとえスポーツジムに通う日がこようとも,決してウエストにベルトを渡し,振動させる機械だけは使うまいと,それだけは決めていた。 この1か月半,週2,3回,せいぜい1時間程度だけれど,会社帰りにジムに寄っている。人生最大体重を更新してきたここ数年のまさに重さを絞り込もうと目論んだのだ。少しは引き締まったものの,しかし,さらに重くなったように感じるのは決して気のせいなんかではない。 会社帰りに漕ぐ動かぬ自転車のペダルは,どうしてあんなに重いのだろう。これを発電に利用しない手はないな,といつもそれだけを思いながら,今日もペダルを漕いできた。すでにどこかのジムでは取り入れてるのだろうけれど,発電機。 |
12月10日(月) 正義の味方 |
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「脇役で人を助ける。月光仮面もけっして主役じゃない。裏方なんだな,。だから『正義の味方』なんだよ。けっして正義そのもではない」 竹熊健太郎『篦棒な人々』p.240,河出文庫,2007. 川内康範のインタビューより。目から鱗というか,いかにイメージだけで言葉をとらえてきたか思い知らされた一節。でも,「味方」って,実際,頼りになるものなのだろうか。 |
12月12日(水) 野性時代!! |
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今日の日記です。 会社帰り,書店に立ち寄った。文芸書の棚に「野性時代」2008年1月号の表紙がみえた。まず,表紙には矢作俊彦の名は載っていない。目次を捲るがいつまでたっても矢の字もない。次号予告の最後に,連載開始は3月号からと,申し訳なさそうに記されてあるのを見て,思わず爆笑してしまった。そりゃ,次号予告にタイトルが決まっていない連載なんて,原稿とれるはずないもの。小説現代の別冊(?)は,年内無事刊行されるのだろうか。 |
12月15日(土) iSpeech |
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曲は少しずつたまってきて,歌詞はメロディがなくとも書いてくれる奇特な方々のおかげで揃ってきた。けれど,なかなかスタジオの入る時間の調整がつかない。 まったく姑息なことだけれど,iSpeechを使って,ボーカルともいえないラインをでっちあげ,音源に被せてみたところ,まあなんとかそれふうにでっちあげられた。 |
12月16日(日) JIRO |
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「矢作俊彦の『マンハッタン・オプ」,「コルテスの収穫」を読むと,谷口ジローのコミック版が読みたいと思った……1980年代,冒険小説のムーヴメントが起きたあの頃に描かれ,幻となっていた冒険活劇譚がここに甦る!!」 谷口ジロー『エネミーゴ最終版』(光文社)帯裏より というコピーにつられて,2,000円近くするこの本を買ってしまったのは少し前にこと。読み進むうちに,以前出た単行本をもっていることに気づいた。寺田克也の解説と谷口ジローのあとがきがついていて,帯の一文はそのあたりかた取ったのだろうと眺めていたものの,そんな文章どこにもない。いったい,どんなつもりでこんなコピーを付けたのだろう。よりによって光文社から出ているというのに。 ただ,絵のバランスだけ言えば,谷口ジローは1984-85年の絵柄が一番好きだ。その前のやや鈍いタッチと,その後の妙に優しげで力ないタッチの中間で,線の跳ね具合がとても気持ちよい。 この光文社コミック叢書SIGNALの既刊リストを眺めると,星野之宣の『ヤマタイカ」や坂口尚の『石の花』など,「コミックトム」絡みのものがほとんど。これらはそれほど手に入りづらくもないし,倉多江美の“コティ=フーシェ”をそろそろ復刊させてはどうだろう。 |
12月20日(木) ガラスもしくはバレエ |
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堆積した記憶がそろそろ手持ち無沙汰になってきたように思う。 ということで,ここ数日でまとめていた今年の音源13曲を順次載せていくことにしようと思う。それよりも,HPをチェックしていたところ,各ページへのリンクが無茶苦茶になっていることに今頃気づいた。そちらを修正していくほうが先なのだけれど。 1. ガラスもしくはバレエ オリジナルはコルグT3で1991年くらいにつくったデータ。リズムパターンはYMOの"バレエ"に似せて,それに3コードを被せて,やけに繰り返しの多い曲だった。夏くらいに那智くんが家にきて,ギターを弾いてくれたので,少し格好がついた。そののち,iSpeechヴォイスでボーカルを載せたのがこのバージョン。 台詞はシェイクスピアのヘンリー5世より データ調整中 |
12月21日(金) Person to person |
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2. Person to person 歌詞とボーカルを担当していただいた女性とは,とりあえず30年くらい契約ということで,気長にお付き合いをお願いした。ここ数か月はまったく音信不通だけれど,この先29年くらいあるので,10曲くらいはお手伝いいただけるのではないかと期待している。 この曲の作成プロセスは次のとおり。 1. 曲のカラオケをネット上に上げて,それぞれに聞いてもらう。 2. 歌詞をつくってもらい,カラオケをバックに自宅でボーカルを録音してもらい,MDでデータを入手。 3. 同じく,カラオケをバックに那智くんに弾いてもらったギターデータをカセットテープで入手。 4. パソコン上でミックス。 ただし,カセットデータは微妙に回転数が合わなかったため,小刻みにカット/ペーストして誤摩化した。(以前あげたデータと同じです) データ調整中 |
12月22日(土) ラジオのように1 |
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3. ラジオのように1 ミックスしなおすにあたり,若干,リズムトラックを加えた他,ほとんど変えていない。全13曲の最後に「ラジオのように2」があり,これはリズムトラックを差し替えたもの。 データ調整中 |
12月23日(日) 王様の気分 |
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4. 王様の気分 某所にて,この曲をかけてくれるという話がまとまり,ミックスしなおしたデータに,那智くんのギターを被せたバージョン。かけてもらったときは,それなりの席だったので,"King and Queen"と仮にタイトルを付けておいたところ,進行の女性に思い切り連呼され,あまりのカッコ悪さに,二度とこんなタイトルはつけるまいと,元のタイトルに戻した。 データ調整中 |
12月24日(月) Sleepy head |
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5. Sleepy head オリジナルは,昌己,和之,徹,私の4名で適当に合わせた曲。30年契約の方にそのメロディに合わせて歌詞をつくっていただいた後,その歌詞に合わせて別のパートを加えてできたもの。 データ調整中 |
12月25日(火) 休日 |
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6. 休日 今週中に追記します。 追記(12/30) 昌己,和之と共作した曲のデータをもとに,最近,つくりなおしたもの。 KORG T3上での共作というと,この曲以外ほとんどなくて,昌己がリズムパターンに手を入れた数曲程度だと思う。 原曲は暗いリフから始まって変拍子が重なってブレイク,途端,ネオアコのようなパターン(つまりこのリフ)で終わる。 来年は面白い曲になりそうな予感がするのだけれど,それもこれも他人任せ。 データ調整中 |
12月26日(水) dddd |
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7. dddd 今週中に追記します。 追記(12/30) T3で曲をつくっていると,こんな感じの曲がたくさんできる。コツ(できてしまうのだからコツとはいわないのかもしれないけれど)があって,その手法を重ねていくと,こうなるという見本のような曲。昌己は,この手の曲に生楽器を被せるのに好意的なので,結果,カラオケとして何曲かは利用した。まあ,初手からアイディアも何もないので,あまり旨くまとまりはしなかった。 データ調整中 |
12月27日(木) ツァラ |
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8. ツァラ T3を手に入れて,数か月後につくった曲がベースになっている。以前も記したとおり,できあがってみると,なぜかJoy Divisionの曲みたいになっていた。2度くらいアレンジを変えて,今年,パソコンでミックスする際にリズムトラックをバッサリと差し替えた。 データ調整中 |
12月28日(金) Watermarks |
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9. Watermarks もともとは"Poter"というタイトルで,Japanのある曲のパクリみたいにしてできたもの。作詞家に,歌詞を頼むとき,場所は波止場で,"俺は待ってるぜ"のようなストーリーがあってバンドホテルを登場させてほしい,と適当にメールしたところ,そのとおりの歌詞ができあがって,それなのに波止場はヨコハマでなく,フエかどこかのような感じがしたので,タイトルを結果,変えてしまった。那智くんのギターはわが家の9,000円,10年以上弦は張り替えていないという代物を,同じく骨董品のKORG A5につないで弾いてもらったテイク。会社帰りに3,4回弾いて,それでOKを出した。 データ調整中 |
12月29日(土) テーマ |
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10. テーマ "経理部長とエッチな話"というタイトルの曲にリズムトラックを新しく被せ,それにともない構成に手を加えたもの。3/4拍子の曲であったことをまったく忘れていて,以前記したように当初,4/4のリズムトラックを被せてしまった。よくやく気づいたのは1,2日たってからのこと。 データ調整中 |
12月30日(日) 君といつまでが |
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11. 君といつまでが feat U's Oh とりあえず最新の曲。おめでたい席なら,ポール・モーリアか加山雄三だろうと単純な考えから,秋にカラオケづくりに着手した。ver.1はもっとスカスカのカラオケで,それを那智くんに送ったところ,"この構成じゃだめですね"と叱咤を受け,結果,オリジナルにほとんど代わりない曲に落ち着いた。サビのバックにキング・クリムゾンの“宮殿”をかぶせたアイディアは気に入っている。 遠方に住むアノニムスさんに英詞をいただいたものの,ボーカルを録音することはできそうにないので,iSpeechに歌詞を読んでもらい,それを被せた。 那智くんのギターパートは仮にもらったものを入れていたものの,年末に"録音しなおしました"とデータが送られてきたので,そちらと差し替えた。九米くんとスタジオに入り,ボーカルの練習はしたので,来年はボーカル入りバージョンができあがる予定。 データ調整中 |
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